障害のある子どもやその家族にとって、
地域の中で豊かに生きていくためには、
安心して過ごすことのできる「居場所」が必要です。
このような「居場所」を”つくる”ことはとても大切ですが、
”つくる”だけでなく、”さがす”こと、そしてその情報を”必要とする人の手に届ける”ことの大切さを教えられたのが、2002年に滋賀県で発行された『子育て応援BOOK-障害をもつ子どものための生活ガイド』との出会いでした。
滋賀県の養護学校寄宿舎の先生たちが中心になって作成されたこの本から、「街にはこんなにたくさんの居場所があるんだ!」と勇気をもらい、奈良県内の相談支援事業者やサービス提供事業者、養護学校の先生たちが集まって作成に取り組んだのが『子育て応援ブック in 奈良』でした。このサイトはそのWEB版です。
障害のある子どもをもち、「これからどうすればいいの?」「どこにいけばいいの?」といった子育ての不安や、「街を歩いたら嫌な顔されないかな」「周りの人に迷惑かけないかな」と、出かけることへのためらいを感じている家族も多いのではないでしょうか。そんな家族に「大丈夫だよ」「おもいきって外へ出てみようよ!」「ほら、こんなに楽しいよ!」と、子育ての不安を解きほぐす言葉を届け、軽く背中を押すことができればという思いで情報を集めたものです。
今、障害のある人の暮らしを支える制度がどんどん変化しています。国が支えきれなくなった部分を自治体が、自治体が支えきれなくなった部分を民間が、と福祉の世界はますます厳しい状況におかれています。このような状況だからこそ、私たちは人と人との”つながり”が大切だと考えています。「あの人にちょっとこの子を預かってもらおうかな」「このお店なら連れ行っても大丈夫かな」と思えるような、信頼のある”つながり”が増えることが、子育てをする上での安心につながるからです。
ブック版、WEB版ともに、ご協力いただいた方々には心より感謝を申し上げます。これからも「みんなにやさしいまちづくりをめざして」みなさんと一緒に活動していくことができたらと思います。
奈良地域生活支援ネットワーク